映画『スピード』ネタバレ感想〜揚げ物弁当〜
星 ★★★★★★★★★★ 10/10
乗客が降りても爆発
どうやって乗客を救うのか 。
最初から最後までノンストップ。
まだセイントとなる前のキアヌが主演を務めており、アクション俳優として大ブレイクを果たした。
エレベーター、バス、地下鉄と3部構成となっており、息もつかせぬアクションの連続。公開当時革新的だったと思うが、いやいや今見ても十分迫力があり、飽きずに2時間浸ることができる。
「80km以下になると、バスが爆発」わかりやすく、普段目にするバスを使用したことで、どれくらいのスピード感なのか想像もしやすい。(続編が失敗した原因は、スピード感が想像しにくいというところにあるのかも)
中途半端な坊主姿のキアヌであるが、これは当時長髪だったキアヌに「次の出演作品は短髪でよろしくね」と伝えたところ、なぜか高校球児のような頭で現れたらしく、監督を大いに困らせたようである。とても彼らしいなと思ってしまうエピソード。そして、こんな髪型でも超イケメン。爽やかの固まりなのである。
対する爆弾魔には、デニス・ホッパー。顔を見るだけで、完全に悪役というか狂人ぷりが伝わってくるので、それ以上何も説明もいらない。
ヒロインにはサンドラ・ブロック。すごい美人!というわけではなく、どちらかというとファニーフェイスのような気もするのだが、愛嬌がとてもあり、チャーミングはこの人にためにある言葉なのだなと感じる。彼女がいなければ真面目すぎる映画になっていたかも・・・
最後の舞台となる地下鉄パートであるが、蛇足と感じている人もいるようだ。
それはそれでいいとして、個人的には必要だったと感じている。
バスだけで終わるのも悪くないが、あっさりしているし、ジャックとアニー的にも、バスだけでは恋愛には至らないのではないか?と思う。
なにより、地下鉄パートもおもしろいじゃないか!
まだ来るか!?と最後までしつこく見せ場を作ったことで、歴史に残る名作になったのだ。
(あのスピードで脱線すれば、アニーの腕は引きちぎれるだろうが、そこは気にしない)
まとめ
最初から最後まで見せ場がずっと続くので、人によっては胃もたれを起こすかもしれないが、好きな人にはたまらない最高峰のアクション映画だと思う。
通信終わり