ロード・オブ・ザ・リング〜やっぱり名作〜
でも長すぎ
2001年公開 ニュージーランド/米映画 監督スティーブン・ジャクソン
出演 イライシャ・ウッド イアン・マッケラン ヴィゴ・モーテンセン ショーン・アスティン他
星★★★★★★★★☆☆8/10
不思議な指輪を捨てるため
遠いお山に行ったとさ
登場人物
フロド・バギンズ / イライジャ・ウッド
小さき人々、ホビット族。
勇気に満ち溢れ、賢く、かつ優しい。
ひょんなことから指輪を手にする。
指輪の力に負けそうで負けない鋼のメンタルを持つ。
ガンダルフ / イアン・マッケラン
魔法使い。人間のように見えて、実は人間ではない。
後に白くなるが、なにが変わったのかはよくわからない。
花火がうまい。
アラゴルン / ヴィゴ・モーテンセン
人間。剣の達人。
王の末裔であるものの、本人は意に介さず、さすらい人を続けていた。
心が強く、指輪を持てそうな雰囲気であるが、やっぱり無理らしい。
レゴラス / オーランド・ブルーム
エルフ。弓の名手。
冷静沈着で、狙った獲物は外さない。
至近距離でも弓矢を用いることから、並々ならぬこだわりを感じる。
ギムリ / ジョン・リス=デイヴィス
ドワーフ。斧の達人。
単純で激昂しやすいが、勇敢で恐れを知らない。
ジョン・リス=デイヴィスは185cmの大柄な体格であるが、ホビット族と変わらない身長(120cm程度)を演じた。
感想
ツカミはバッチリ
オープニングから指輪の説明がこれでもか、というばかりに丁寧に行われ、指輪の凄さとヤバさがハッキリと伝わってくる。
ホビット庄での暮らしも楽しそうで、自分もあそこで暮らしたい。
いや、やっぱりめんどくさそうだからいいか。 特に大きな見せ場は無いが、しっかりと作り込まれており、退屈せずに観ることができる。
ホビットがしっかり小人に見えるのがすごい。不思議。
初見当初、イライシャ・ウッドが本当の小人症だと思い込んだぐらいだ。
撮影では、遠近法や背の低い(高い)代役を使ったようで、カラクリを知っていてもあまりに自然で驚かされる。
ホビット庄から出たご一行の元に、徐々に仲間たちが集結していく。
こういうパーティーが組まれていくさまは、やはりワクワクする。
剣のアラゴルン、弓のレゴラス、斧のギムリのトリオは、そのルックスや性格も含めて創作界随一であると思う。
モリアの坑道を行こう
この映画のハイライトは、モリアの坑道を行くシーンであろう。
ファンタジーの住民たちが旅のご一行を追い詰めていく。
非常に熱いシーンの連続なのだが、バルログが自滅しているようにしか見えないのは、私の心が汚れているからなのだろうか・・・
too long....
ロード・オブ・ザ・リングは、第1作目から名作と呼ぶにふさわしい作品だ。
しかし、一つ難点がある。
長い。
ドラマ性は高く、要所要所で燃えるシーンはあるものの、妙に画が地味であるし、特に前述のモリアの坑道以降はそれに拍車がかかる。
原作『指輪物語』を丁寧に描くと、こうなるのだろうが、特別ファンでない人間にとっては後半は眠気との闘いになるのだ。
かといって、いらないシーンがあるわけでもなく、そこが難しいところである。
まとめ
映画史に残るシリーズである『ロード・オブ・ザ・リング』
ふと思い当たり、シリーズを制覇する気になったのだが、その長さに若干のとまどいを覚えつつある今日このごろ。
少しずつ進めていこうかと思う。
通信終わり