スズキ GSX250R 良いところはたった3つ 〜野獣の皮を被った羊〜
これまでのあらすじ
_特に理由も無く、バイクから降りた管理人『ぴすけ』であったが、通勤に使うという格好の言い訳を武器に3年の沈黙を経て、ついにリターンするのだった。
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というわけで、ワタクシ『ぴすけ』がGSX250Rと1年過ごし、どう感じたのか、良いとこ、悪いとこも含め紹介していこうと思います。
なぜGSX250Rを選んだのか?
完全に見た目。
これにつきます。
GSX250R購入前は、バイクリターンするにあたり、これまで中型にしか乗ったことがなく、また大型を取得していたことから狙いは完全に大型バイク。
中でも、ヤマハのMT-7やカワサキのNinja650、スズキのSV650Xなどが候補に上がっていました。
GSX250Rについては、特に候補には上がっていなかったものの、レビューを読んだり、動画を見たりで「ほー中々良いバイクっぽいなー。でも大型がえーなー(ほじほじ)」みたいな感じでした。
そんなある日。
Ninjaを見にバイク屋を訪れた『ぴすけ』の目に飛び込んできたのは、エクスターカラーのGSX250R。
まさに一目惚れとはこのことで、一撃で購入を決めたのでした。
GSX250Rの3大良いとこ
①外観
GSX250R最大最強の良いとこは、そのルックスだと思います。
パン屋さんにて。
現在ではややレア感のある1眼ライト。
大型に間違われるぐらいのド迫力ボディ。
空を飛びそうなスポーティー感のある外観。
これらに加えて、エクスターカラーは悶絶もんのかっこよさです。
そして、写真より実物の方が良く見えるのは、スズキの仕様というか残念な部分です。
②ネバネバ走り
スペック上は24馬力、とライバルである他250ccフルカウル勢と比べ大きく劣りますが、 中々どうして粘りのある走りを見せます。
ドカンと来る加速感ではなく、グイーと車体を押し出す力は相当なものだと思います。
また、その押し出す力からエンストする気配が皆無。
実際に納車されてからエンストしたことは1度もありません。
間違って2速で発進しても、普通にいけるぐらい。
車体を倒す時も、軽快というよりは妙な粘っこさがあり、それが独特の魅力につながっている気がします。
③燃費
極悪燃費!
という面構えですが、その実恐ろしいほどの低燃費です。
片道15kmの通勤、たまにツーリングという使い方で、1リッターあたり30km〜35km走ってくれます。
タンクも大きく、1給油で400kmほど走るので、かなりのツアラーぷりですね。
GSX250Rの3大『う〜ん・・・』なとこ
①重い
車両重量181kgと250ccの中では重量級です。
重心が上にあるからか数字以上に重く感じます。
足つきも良い方ではなく、(誰が短足や)ヘタをすると400ccのバイクより立ちゴケに気を使います。
ただその分、安定感につながっているっちゃいるので、なんともいえないところ。
あと、モサーっという独特な旋回の仕方が嫌な人は嫌かも。
②回らない
250ccフルカウルといえばエンジンを回してなんぼという感じがしますが、いかんせんGSX250Rは回りません。
正確に言えば、一応回るけど、音だけで速度がまったく付いてこず、回す楽しさは無いといっでいいと思います。
先述の重さも相まって、回してガンガン攻めるんじゃい!という人には向いてないバイクですね。
ただトルクはあるんで、実際のところ公道で1番速いのはこいつかもしれない・・・
③積載性
リアシートは小さく、積載性にはかなり苦労します。
リアシート裏に荷掛けフックをかけるためのヒモ(?)がありますが、小さくて使いにくく、タンデムステップとの距離も結構あるため、かなりデカめのツーリングネットじゃないと荷物が固定できません。
GSX250Rに限らず、最近の流行りっちゃ流行りなんですが、ツアラーぽい性格には反してる感があります。
バッグやケースは必須かな〜と。(ただ、トップケースはこのスタイルを壊しそうで中々手が出ない。しかし、その利便性に勝てる気がしない)
まとめ
獰猛そうな見た目はしていますが、その中身はビギナーさんいらっしゃい、色んなバイクを乗り継いだベテランさんも歓迎、とフレンドリーな性格を持つGSX250Rです。
スペック上の数字は低いものの、いざ走り出すと出足の良さと独特な旋回がクセになると思います。
生産終了との話もありましたが、排ガス規制に適応した新モデルが出るようで、今後も地味〜にスズキを支えていってもらいたいものです。
通信終わり