むーびー・ぶるぶる・みゅーじっく

熱しやすく冷めやすい。映画とバイクと音楽と。

映画『ヴェノム』ネタバレ感想〜もはや、ゆるキャラ〜



最悪、いや最高



ヴェノム









星★★★★★★★★☆☆8/10



◆3行あらすじ◆
黒いスパイダーマンじゃないぞ
正義の宇宙寄生生命体
その名はヴェノム


登場人物



エディ・ブロック/(演)トム・ハーディ



突撃型リポーター。やや自己中心的な部分はあるものの、リポーターとしての力量は確かで、この世を悪を暴くという正義感も持ち合わせている。以前より怪しんでいた『ライフ財団』に忍び込んだ際、被験者となっていた友人を助けようとしたところ、液体型地球外生命体・シンビオートに寄生され『ヴェノム』と化す。 トム・ハーディが演じてきたキャラは、寡黙なキャラが多かったので、これだけベラベラしゃべるハーディは貴重。





アン・ウェイング / (演)ミシェル・ウィリアムズ



愛称アニー。エディの元恋人。 ライフ財団の謎に迫りすぎたエディのとばっちりを受け、仕事をクビにされてしまい激怒。エディをフった。新しい恋人もできていたが、寄生されたエディのことを放っておけず、なんやかやお世話する。 ややおばちゃん顔であるが、髪型と服装がロリっぽい。(だがそれがいい)





カールトン・ドレイク / (演)リズ・アーズメット



超すごい組織『ライフ財団』の創設者、CEO。 慈善家として知られるが、正体はホームレスなどの社会的弱者を人体実験に使用するマッドサイエンティストからしサイコパス感があってうさん臭い。







ネタバレ感想



他のマーベル作品とは違い、結構ダークな作品。特に前半はがっつり目のホラーで小さい子は泣き叫ぶかもしれない。とはいえ、自分の弱点をベラベラしゃべった上、そこをつかれあっさりやられたり、人間を食べる設定ではあるが、痕跡を一切残さないお上品であったりなど、ヴェノムにはゆるキャラ感さえ感じだすことだろう。後半にはすっかりヒーロー感が出てきて、安定・安心のマーベル作品となる。



マーベル作品だが、トム・ハーディ出演で、音楽もわりと重低音が効いていることもあり、なんだかノーラン作品ぽさもあった。ストーリーとしてはシンプルなので、あくまで『っぽい』てだけ。





シンビオートは寄生先に影響される?



ヴェノムの正義感は元々のものなのだろうか?地球を支配することには反対しているようだったし、人間を食べないことにも、すんなり従っているように見えた。(たまに食べるとはいえ) ライオットはより悪になっていたし、シンビオートは寄生先に影響されているような気がしないでもない。前半は寄生対象は限られており、適合する人間の方が少ないような描かれ方であったが、後半はあっさりアニーも寄生成功するなど、基準がよくわからん部分もあった。補正といえばそれまでだが・・・

とはいえ、映画のクオリティが下がるほどでもないので、そこはいいか。





公開当時、川崎チネチッタに設置された全長3.77m、約250kgの巨大オブジェ。なんと、抽選で1名様にプレゼントされたそうな。どこ置くんじゃ・・・





まとめ

マーベルらしいとても良くできた映画だ。

退屈することなく、2時間弱あっという間である。



通信終わり